麗しきビンテージの世界

コスチュームジュエリーやビンテージウオッチのことをつづっていきます。

アンティークウォッチをつける時セーターの細かな繊維に注意

どこからともなく金木犀の香りが漂ってきてようやく秋を感じられるようになってきました。衣替えをされた方も多いかと思います。これからセーターを着る機会が徐々に増えるかと思うのですが、この季節ビンテージウォッチをご使用される際に、ご注意いただきたいことがあります。下記の写真をご覧ください。

ケースから機械を外してみると、穴があいています。中の機械とリュウズの軸がつながっている部分です。

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このリュウズの軸の部分にセーターの繊維がひっかかり、それが穴を通って徐々に中に侵入し、機械の歯車をとめてしまうことがあります。

先日時計がとまってしまったので見てほしいという修理依頼の時計を開けてみると、機械の部分にセーターの繊維がからまっていました。仕入れた時計でも、このあたりに繊維がからまっているということは結構あります。

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migparis.com

特にふわふわした細い繊維のセーターを着た時は要注意。毎日セーターを着て時計をつけている方は、たまにリュウズを引いて、繊維がからみついてないか確認してみてください。繊維がからまっただけでオーバーホールをしないといけないという事態はできるだけ避けたいですよね。ちょっとしたことで痛い出費を防ぐことができます。