レディースビンテージウォッチの修理はどれくらいかかるか？

動かないまま放置されているアンティークウォッチ

金無垢のケースで、文字盤もきれい。見た目はまだまだ使えるけれど動かない。ロレックスに持ち込んだけれども、アンティークは部品がないため修理は受け付けていませんと断られ、形見の時計だったり、思い出の時計で買い取りにだすのは忍びない。どうしようもないので、またクローゼットに戻す・・・。とこんな感じで、長い間動かないまま放置された時計がたくさんあるのではないかなと思います。修理が高額になってしまうのでは？と修理に出すのに二の足を踏んでいる方もいらっしゃるかと思います。

ビンテージウォッチの修理はいくらかかるのか？

時計が動かない原因は大きくわけて２つ。

長い間オーバーホールせずに放置したため、油が固まって動かない。

これはオーバーホールすれば、動き出します。お値段はオーバーホール代19000円（＋消費税）です。２週間ほどでお返しできます。動かない時計の８割はオーバーホールすればほとんどが動き出します。

中の部品が折れたり、壊れている場合　

上記の金額＋部品代１万～3万　海外の業者さんから部品をお探ししますので最低でも１ヵ月かかります。何箇所も部品が壊れているということは稀で、今までの経験上どんなに高くてもだいたい５万円（＋消費税）ほどでおさまります。もちろん、かなり古い時計は部品がないという可能性もありますが、ロレックス、オメガ、ハミルトンの５０年代～７０年代に製作された機械なら比較的見つかる場合が多いです。（上記は当店のレディース時計の修理代金のおおよその目安です）

ロレックスが受け付けない＝修理できないということではない

現在ロレックスの正規のオーバーホールは５万前後と考えるとそれほどびっくりするお値段ではないのではないでしょうか？ロレックスはオーバーホールだけで動く可能性がある時計でも、分解して部品の交換が必要だった場合、交換部品がないという理由で修理受付してもらえません。ですが、ロレックスで受付てもらえないからといって、その時計が修理できないということではありません。あきらめないで修理を受け付けてくれるところを探しましょう。意外と、近くの街の時計屋さんでやってもらえるかもしれません。