麗しきビンテージの世界

コスチュームジュエリーやビンテージウオッチのことをつづっていきます。

ミリアムハスケルのスピリットを受けついだスタンレーハグラー

ミリアムハスケルと作りやデザインが非常によく似たジュエリーを見かけることがありませんか?代表的なのはスタンレーハグラーのジュエリーです。例えばこちら、

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スタンレーハグラー

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使われているビーズやガラスの材料、ビーズワーク、ミリアムハスケルのブローチと言っても、納得される方も多いのではないでしょうか?

なぜこんなに似ているかと言うと、彼自身、1940年代後半からミリアムハスケルの工房で働いていたからです。そこで彼はハスケルのジュエリーワークをたたきこまれたのです。彼のジュエリーもまたすべて手作業で高品質な材料を使って作られています。

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ハグラー以外にも、ロバートデマリオ、ユージーン、そしてハスケルのチーフデザイナーだったフランクヘスも、クレイマー社のアモラレリというブランドのデザインを担当していました。

最初はよく似ていて見分けがつかなかったのですが、最近はやはり似ているけど違う、裏のサインを見なくてもこれはハスケル、これはハグラーとわかるようになりました。違いはどこか?理論的に説明はできないのですが、そのジュエリーが持つ雰囲気。ミリアムハスケルはハスケルのハグラーはハグラーの雰囲気を漂わせているんですね。すごい感覚的な答えですみません。

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ミリアムハスケルのスピリットは、当時のデザイナーに影響を与え、そして現代でもコスチュームジュエリーを製作するたくさんのデザイナーが、彼女のジュエリーからインスピレーションを得ていることでしょう。