パソコンを置いているデスクの前には大きな窓があって、六甲山の山並みを背に、芦屋川の穏やかな川の流れを見ながら毎日仕事をしています。春には桜、夏は深い緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、この窓枠の中の様相が少しずつ変化していきます。
毎日眺めているこの景色、最近『なんか変わったな』と感じていたのですが、先日窓の外をちゃんと眺めてみて、その変化が何なのかわかりました。
この窓からアメリカの有名な建築家フランクロイドライトが設計したヨドコウ迎賓館、が見えるのですが、それが保存修理工事に入っていて、長い間、建物全体が白い幕で覆われていたのが、いつの間にか元の姿に戻っていました。(上の写真では左上の建物)
2年間、白い幕で覆われていたので、久しぶりに馴染みの友人に対面したような感覚でなんだか嬉しい。
ヨドコウ迎賓館は、サザエさんのオープニングで全国を観光してまわる、兵庫県バージョンで紹介されていました。兵庫県の観光地といったら、神戸の異人館だとか、ハーバーランドだとか、もっと有名な観光地はたくさんあるのに、なぜにここ?と思いましたが、ヨドコウ迎賓館を選んだそのチョイスが、マニアックでシブイと思いました。
まだ閉館中ですが、紅葉の季節には再オープンしそうな感じです。ミグパリから徒歩5分。建築インテリア好きの方でなくても、一見の価値のある建物です。
追記:2019年2月16日より一般公開開始だそうです。