毎日酷暑が続いていますね。この異常に暑い夏で、思っている以上に汗をかいて、時計のバンドの汚れも相当なものです。
修理でお預かりした時計を超音波洗浄機にかけると透明だった水が、3分後にはびっくりするくらい汚れた水になります。何年も洗わずそのまま使っていたと言うことは一目瞭然。
時計のバンドの洗い方
超音波洗浄機がなくても、歯ブラシと台所の食器洗いの洗剤があれば十分です。
歯ブラシに洗剤をたらしてこすると、汚れが浮き上がってきて、白い泡だったのが、徐々にグレーの泡になります。特にコマとコマの間は皮脂やほこり等の汚れがたまりやすい場所ですので、しっかり汚れをとりましょう。これだけで、ゴールドの輝きが見違えるほど戻ります。
アンティークの非防水の時計の方は、本来でしたらケースから機械を外して洗浄しますが、それは難しいという方が大半だと思いますので、時計をラップで巻いてさらにその上からビニール袋をかぶせて、水しぶきがかからないように静かに洗ってください。
頻繁に洗うのは面倒という方は、使い終わったら乾いた布でしっかり汚れをふき取ってください。これだけでも汚れのつき方がだいぶ違いますよ。
革バンドは水洗いはもちろん、水拭きもNG。布と布の間にはバンドをはさんで乾いた布で上から汚れを吸い取りましょう。特に今の季節は一日使ったら、しっかり日陰で乾燥させた方がよいです。
長年洗わずにそのまま使ってたという方、是非この機会にお試しくださいね。