高校の時教科書で読んでから ずっと大好きなエッセイ 谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』 今でもふと読み返したくなる本の一つです。タイトル通り、日本家屋に見られる陰の美しさについて書かれた本です。 年を重ねれば重ねるほど このエッセイを深く読めるようになり ますます大好きになりました。
『谷崎潤一郎』と言えば 芦屋にゆかりのある作家さんで 、芦屋の南に谷崎潤一郎記念館があります。
小説『細雪』の中では芦屋が随所に描写されています。谷崎潤一郎の「細雪」を歩く 芦屋編というサイトで紹介されています。
小説の中で櫛田医院のモデルになった 重信医院さんはミグパリから徒歩1分のところにありますが、まだレトロな 雰囲気を残したまま営業されています。
そして、そこから西へほど歩くと ”御菓子司 杵屋”さんがあります。 お店の方のお話によれば谷崎潤一郎が弁護士さんに会いに行く時に 通り道にあるここの和菓子をよく買って行ったそうです。
そこで販売されている彼の小説にちなんで つけられた最中『細雪物語』 雪の結晶が描かれています。
中身はこんな感じ。
外はさくっ、中はもっちり、 ほどよい甘さと量の餡。 普段自分で買って最中を 食べることはないのですが ここのだけは時々食べたくなります。手土産に喜ばれます。
こちらの和菓子は甘さ控えめでどれを食べても上品な味わい。季節限定の苺大福もかなり美味しいのでオススメです! ミグパリから徒歩3分ほどですので ご来店の際は是非寄ってみてください。