ご依頼を受ける修理の中で、風防がいつの間にかとれてしまったというものがあります。風防は強い衝撃を与えてしまうととれてしまうことがあります。現物があれば再度取り付けるだけでよいのですが、紛失してしまったら新規に風防を取付なければいけません。
ビンテージウォッチの風防の素材は主に2種類あります。ガラスとプラスチック。どちらにもメリットとデメリットがあり、どちらがよいと一概には言えません。レディースのビンテージウォッチはどちらかというと、プラスチックが使われていることが多いように思います。
プラスチックのメリットとデメリット
・傷がつきやすい。
・落としても柔らかいので割れにくい。
・浅い傷なら磨けば取れる。
・加工がしやすく価格も安い。
ガラスのメリットとデメリット
・落としたら欠けたり割れる可能性があり、破片が文字盤を傷つける可能性がある。
・一旦傷がついたらどんなに小さな傷でもとることはできない。
・傷がつきにくい。
・プラスチックより透明感がある。
プラスチックとガラスの見分け方
今自分の時計の風防の素材がどちらか見極める方法があります。表面に軽く触れてみてください。ひんやり冷たいのがガラス。そうでなければプラスチックです。
そして、指を下にスライドさせて、抵抗なくすっと動けばガラス。プラスチックの場合はずりずりと少し抵抗を感じるはずです。
ビンテージウォッチなら傷の状態で見分けることも可能です。擦り傷のような線で傷が入っている方がプラスチックで、ガラスの方は、点で傷がつきやすいです。
風防交換する場合
当店では風防の交換の依頼を受けましたら、プラスチックの風防で交換をしています。加工がしやすく、使っているうちについた小傷も、磨いてお取りすることが可能です。
シンプルなラウンド型をプラスチックで新規取付した場合は
¥8000円~(+消費税)※時期によってお値段変動します。